経営者のリスク管理、3ナイルール

3ナイルールとは

経営者さんの周囲には、本当にいろいろな人たちが集まってきます。
様々な思惑を持った人が集まってくる中で、ご自身と企業を守るために、ぜひ、
「3ナイルール」
を覚えておいてください。
3ナイルールとは、無用なリスクを避けるために、
<第一ルール>お金を払わナイ
<第二ルール>ハンコを押さナイ
<第三ルール>口約束しナイ
という3つのルールのことです。

第一ルール お金を払わナイ

お金を払わナイ、とは、必要な支払いをしないという意味ではありません。
たとえば、オフィスの内装工事などをリフォーム業者さんにお願いした場合、
「見積もった際にはわからなかったような難しい施工箇所があります。あと100万円必要です。」
などと、当初、想定していた金額と変わってくることなどは、意外とよく生じるトラブルです。
また、そのお金を払ったらどういうサービスを受けられるのか、不明瞭なまま、
「とりあえず、前金で50万円お願いします。」
などとお金を要求されることもあります。
いくらになるかわからない、何のための支払いかわからない、金額に納得がいかない、という場合に、安易にお金を支払ってはいけません。支払ったものを取り返すのはとても難しいのです。
第一のルールは、「大切なお金を本当に大切に使う」という当たり前のルールです。

第二ルール ハンコ押さナイ

経営者さんが何かの書類にハンコを押したら、後になって
「そんなこと知らない」
「説明されていない」
「聞いていたのと違う」
と言ってもなかなか通用しません。
押印は慎重に。
そして実印の押印だけは絶対に他人に任せてはいけません。
目の前にいる公認会計士に預けて目の前で押してもらうことさえ絶対にしない、というくらいに慎重に。

第三ルール 口約束しナイ

言った言わないはトラブルのもと。
大切なことは、必ず書面に残してください。
できるだけ契約書に記載する。どうしても契約書に記載できないことは、メールやファックスで証拠を残して。
取引相手の人間を信じることと、口約束を信じることとは、まったく別問題なのだと肝に銘じてくださいね。

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