起業前にお伝えしたい7つのポイント~その6「友情とは別問題!役員」

地位とお金に気をつけて

数名の仲間で会社を立ち上げるようなことがあるときでも、出資(株式会社であれば株主)と役員(株式会社であれば取締役)は1名とすることをお勧めいたします。
どんなに仲の良い友人と立ち上げた会社でも、たいてい、3年から5年で仲間割れが始まります。
最初は苦しい中で力を合わせることができても、業績が良くなれば良くなったで
「私の力で業績が良くなった!」
「もっと業績をよくしたい」
「このままでいいのになあ」
などと、思惑がすれ違うもの。業績が悪くなれば、責任の押し付け合いになったりします。
このとき、株も仲良く2分の1ずつ持っていて、2人で役員をしている、などという状況であれば、ビジネスの意思決定をできない状況に陥ります。出資を返済する場合、手続が煩雑になりますから、これももめる原因になります。

組織上の立場と友情は別問題!

組織は、人を上下に配置して、どちらが責任を負うべきなのかを明確にしておかなければ破たんしかねません。
仲間同士でも、ビジネス上(法律上)はどちらが権利と義務を負うのかを明確にしておくことが大切なのです。
人としての上下ではなく、今回のビジネスにおいて、誰が最終責任を負うのか、その明確な1名を決めておくことが、ビジネスをスムーズに発展させることにつながるのです。

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